２話　その１

ＫＮ「燦爛たる遺産」　２話　その１

父の死亡が、どうしても信じられないウンソンに、継母は父の遺品を差し出す
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「パパ！」継母の膝に泣き崩れるウンソン そして、葬儀の日

ウンソンは、弟を喪主にしようと継母に話すが
「あの子に喪主が務まると思う？」
「情緒不安定なのに」
「借金取りが来るかも知れないわ」
「連れてくるなら、出棺の時にしなさい」継母

「弟は、バカじゃないです」ウンソン
「何を言ってるの、私は７年も育てたのよ」継母

「そんな風に思っていたなんて」
「パパの息子で、私の弟です」ウンソン

「ええ、あなたのパパに息子で、あなたの弟よ」継母
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一方　フアンは、飲み代とバッグを返す約束をウンソンとしていたが、ウンソンは父の葬儀で来ない　そんな事は、まったく知らずに、イライラしてると、そこへハルモ二がやってきた。

家に連れ戻されたフアン
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「留学を中断させるために、呼んだんですか？」フアンの母
「この会社を守りたいと思わない？」ハルモ二

「ソルロンタンなんか、お婆ちゃんが守れ」フアン
「いつ、お迎えがくるか分からないわ」ハルモ二

「あり得ないね」フアン

一方、ウンソンは、弟のウヌと泣きながら、父の葬儀を行う、様子を陰ながら、見守る父
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葬儀が終わってから、自宅は差し押さえの札が、家具に次々と貼られていく。

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「なぜ差し押さえが入るの？」スンミ
「葬式に、借金取りが来てたでしょう」母

そこへ、債権者が、家に押し掛ける

「主人が死んでから知りました」
「会社の状況も、差し押さえが入ることもです」
「土地も銀行に押さえられて」
「保険や積み立てが、解約されたことも」
「知らなかったんです、何も知らなかったんです」継母

「まさか、踏み倒す気なの」債権者
「事故の慰謝料があるだろう」債権者
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「お金は、それだけです」
「借用書の比率に合わせて、皆さんで配分を」
「相続は放棄するわ」
「そしたら、借金も相続されない」継母
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「それでも、通帳を渡したのは」
「何も教えず死んだ、あの男のせいであんたたちに」
「苦しめられたくないからよ」
「引っ越すお金だけは、残して！」継母

ウンソンは、声をあげれらず・・泣き崩れる、寝込んでしまう
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悲しみもつかの間・・・継母からウヌを連れて出ていくようにと、信じられない言葉を

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「私に内緒で、家を担保にしてしまったの」
「２日以内に立ち退けと」
「何日も寝込みながら、ウヌとどうするか　
「考えてたんじゃなかったの？」
「まさか？私と一緒に暮すつもりじゃないでしょうね？」継母

「部屋を借りるお金が、出てきたら私が引き取り・・」ウンソン

「私も、ワンルームを借りるお金しかないのよ」
「スンミは女の子なのよ」継母

「家族だと思ったのに」ウンソン

「家族ですって？」
「家族の意味を？」
「殺したいほど、憎んでも別れられないのが家族なの」
「嫌いなのに、会わないと寂しくなるのが家族なの」継母

「私達が家族？」
「最後の最後まで、私を困らせるのね」
「部屋を借りるまでは、知人の世話に・・」継母

「もう分かりましたから！」「弟と今すぐ、出て行きます！」ウンソン

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